この度は熊本大学病院　臨床試験支援センターのホームページにアクセスいただき、誠にありがとうございます。

当センターは1999年（平成11年）4月に開設いたしました。これまでも本院における治験、臨床研究を推進し、医療の質を向上させるべき支援を行って参りました。新薬の開発、あるいは臨床応用を進めるために臨床試験（治験）を行うことが必須でございます。これらの試験を行うにあたり、「医薬品医療機器等法」という薬剤や医療機器全般に関する法律とこの法律を基にした「医薬品の臨床試験実施の基準に関する省令」という規則を厳密に遵守して治験を行うことが必要でございます。治験以外の臨床研究は「臨床研究法」や「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」などの法律や指針に則って、高い倫理性と質の高い医療、あるいは科学的な妥当性を担保して行なっていくことが必要であり、その支援も行っております。今後も臨床研究をさらに推進し、皆様に質の高い医療を提供できるよう精進していく所存であり、さらに臨床研究遂行の一助となれるような環境作りを行っていきたいと考えております。医師、臨床研究コーディネーター、研究者をはじめ、製薬企業、関連企業の方々、そして臨床試験にご参加いただけます患者さんとともに安全とプライバシーも十分配慮し、高い倫理性を保った中で医療技術の進歩を邁進し、研究をより適正に実施できるよう努力していきたいと考えております。何卒ご支援、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

臨床試験支援センター長　野坂 生郷