◇ご挨拶

熊本大学病院 医療情報経営企画部のホームページをご覧いただきありがとうございます。

熊本大学病院は、県内唯一の特定機能病院であり、平時から有事にかけ地域医療の最後の砦としての役割を担っています。当部は、常に安心安全で質の高い医療を実践できるように円滑な情報伝達交換を実現する病院情報システムと院内ネットワークの環境を整備し、切れ目のない診療業務を支えています。また、全体最適の視点を重視し、病院・医療DXや業務改善による働き方改革、次世代の医療人育成などの企画運営に積極的に取り組んでいます。病院情報システムの診療データウェアハウスに集積された医療情報を標準規格で交換出力する機能を実装することにより、多施設共同のデータベース研究に本院の参加を可能にしており、大学院医学教育部 医療情報医学講座および総合臨床研究部 研究データ管理センターで協力しながら、ビッグデータ排出のための研究支援と臨床研究に役立つデータ利活用を推進しています。

熊本県および県医師会、本院で連携協定を結び取り組んでいる熊本県地域医療等情報ネットワーク「くまもとメディカルネットワーク」の推進に当部は携わっています。本院病院情報システムと県内の医療データ基盤間における文書や画像等の診療情報および介護情報の連携促進を多職種で図ることにより、急性期から回復期、維持期(生活期)にかけたシームレスな保健医療提供体制の充実を支援しています。また、災害時医療を見据えたデータの利用やバックアップを主導しており、これらの活動を通じ県全体の医療を俯瞰した大学病院の機能充実とオール熊本での地域医療連携の確立を目指しています。国内外における情報交換規約の標準化に加え、情報処理技術や医療情報システムを融合した未来型医療を実践することで、本院に求められる高度な医療提供および医学教育、研究の発展に貢献して参ります。

◇お知らせ

2025. 4.30 2025年度の体制及び2024年度の実績を更新しました。
2025. 1. 7 教育紹介にデータサイエンス実習と医療情報分析アシスタント制度の紹介を掲載しました。詳細は教育紹介をご確認ください。
2024. 9.30 Qsol株式会社との共同研究を開始しました。詳細はプレスリリース「「医師の働き方改革」に向けた共同研究を開始しました- 最新の生成AIを活用し、医師の負担軽減を目指します -」をご確認ください。
2024. 8. 7 株式会社ユカリアとの共同研究を開始しました。詳細はプレスリリース「ユカリア、熊本大学 電子カルテデータを用いた共同研究開始電子カルテのテキストデータを構造化し、高精度な心不全発症予測モデルを構築」をご確認ください。
2024. 7. 25 令和6年度熊本大学病院医療助成金(一般財団法人恵和会寄附金)に山ノ内祥訓(総合臨床研究部研究データ管理センター所属)が提案した「ChatGPTを用いたAI問い合わせチャットボット導入による業務時間削減」が採択されました。
2024. 6. 21 当部の体制を更新しました。
2022. 9. 26 当部の博士課程大学院生の山ノ内祥訓が博士号を取得しました。
2022. 8. 29 当部のRPAに関する取り組みがRadFan2022年8月号の特集2「VUCA時代を勝ち抜くRadiology Innovation」で紹介されました。
2022. 4. 25 第25回熊本県国保地域医療学会において、博士課程大学院生の山澤順一が<<水俣市久木野地区における「くまもとメディカルネットワーク」と遠隔医療対応電子聴診器を併用したオンライン診療の取り組み>>について研究発表し、最優秀賞を受賞しました。
2022. 4. 1 当部の体制を更新しました。