女性医師のみなさまへ

<女性医師と小児科>

小児科は、子育てを応援するという意味で、女性に向いている診療科だと言えます。しかし、急な発熱など時間外の受診も多く、ハードな側面もあります。ひとくちに小児科、といっても、いろいろの分野があるので、それぞれの人生設計に応じた勤務形態を選択できるようなシステム勤務の場をつくっていくことが、今後の重要な課題になってくると思われます。現在、小児科医局に在籍している子育て世代の女性医師の中には、時間外勤務の少ない重症心身障害児施設などで勤務している人もたくさんいます。また、最近は、一般病院、診療所からのパートタイムジョブのオファー、ワークシェアリングの依頼も増えていて、様々な勤務形態をとることが可能になってきました。 p
「熊本小児科女性医師の会」は、最初は女性医師の親睦会から発足しましたが、平成16年から、女性医師のキャリアアップをめざすグループとして再出発しました。「出産・育児」は、小児科医としてのキャリアを邪魔するものではなく、キャリアアップに寄与するものであってほしい。そのためにも、この時期をどう仕事と両立させるかのアイデアとプランを、この会から発信できれば、と考えています。
   
幹事 興梠ひで先生

熊本小児科女性医師の会
幹事 興梠ひで

重症心身障害児施設 
くまもと江津湖療育医療センター 施設長