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第十代 谷原 秀信教授

谷原秀信は、昭和60年大学卒業後、京都大学眼科学教室に入局して、本田孔士教授に師事した。昭和61年3月、天理よろづ相談所病院眼科に赴任して、当時の永田 誠部長の指導下で臨床研修を積んだ。昭和64年(平成元年)1月に京都大学助手として大学に戻り、同年12月には米国南カリフォルニア大学ドヘニー眼研究所で、細胞接着分子カドヘリンの遺伝子クローニングと機能解析を行った。平成5年11月、マイアミ大学バスコムパーマー眼研究所に、文部省在外研究員として留学し、イナナ博士の指導を受けた。同年、京都大学博士(医学)を取得した。平成6年9月、京都大学助手に復職し、翌平成7年、日本眼科学会学術奨励賞を受賞した。平成8年1月には講師に昇任した。平成11年2月、眼科副部長(部長代行)として天理よろづ相談所病院に赴任して、同年9月、同病院眼科部長に昇任した。須田經宇(第六代熊本大眼科教授)が設置した須田賞を同年に受賞した。

平成13年2月、熊本大学眼科の第十代教授となった。平成15年4月からは、大学院部局化を受けて、熊本大学大学院生命科学研究部視機能病態学教授、平成24年4月からは名称変更によって、眼科学分野教授となった。平成17年3月、第109回日本眼科学会総会にて宿題報告「新しい眼薬物療法」を担当して、「分子基盤に基づいた眼疾患の理解と新しい眼薬物療法」を講演した。さらに平成19年9月、第27回日本眼薬理学会にて特別講演「緑内障の創薬戦略」、平成24年10月、第66回日本臨床眼科学会にて特別講演「緑内障治療の新しい展開を目指して」、平成26年1月、第37回日本眼科手術学会にて特別講演「緑内障手術のサイエンス」、平成30年9月に第29回日本緑内障学会にて須田記念講演「緑内障の新しい理解と創薬研究」を担当した。谷原教授は、平成18-19年度には、熊本大学の教育研究評議会・評議員。平成25-26年度の熊本大学医学部附属病院・病院長/副学長に就任した。平成25年12月、熊本県で新設された地域医療支援機構の副理事長となり、翌平成26年4月からは理事長に就任した。熊本大学においては、平成25-26年度、政策調整会議委員、教育研究評議会評議員、大学改革実行プラン推進プロジェクト委員会委員、学長選考会議委員などを務めた。平成30年度、眼科教授を辞し、熊本大学医学部附属病院・病院長/副学長(専任)に就任した。

谷原教授時代の医局において、稲谷大講師(平成21年)と井上俊洋講師(平成26年)が日本眼科学会総会の評議員会指名講演を担当した。平成23年、稲谷大講師(当時)が、福井大学教授として転出した。また谷原教授の時代に、須田賞受賞者は、稲谷大講師(平成20年)、井上俊洋講師(平成23年)、小島祥(平成26年)、瀧原祐司(平成27年)があった。日本眼科学術奨励賞は、川路隆博(平成23年)、高橋枝里(平成27年)、小島祥(平成28年)であった。

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