研修だより

令和6年3月研修修了者のアンケート結果をまとめました。

 今年3月の初期研修修了者の熊大病院群卒後臨床研修プログラムに関するアンケート結果です。2年間のプログラム経験を踏まえて研修に関する貴重な意見を無記名で書いて頂きました(7名中7名回答:回答率100%)。また、全体を通じての感想、メッセージを自由に書いてもらっていますので、ここでその一部を紹介させて頂きます。

研修プログラムの構成について

現在のプログラムでは選択期間が10ヶ月ありますが、選択期間が長くとられていることについてどう感じていますか

指導医の指導体制や指導内容について

全体として指導医の指導体制、指導内容に満足していますか

プログラムへの総評

熊大病院群での研修プログラムを修了された感想についてお答えください

研修医生活について

日々の忙しさについて、どのように感じていますか。
休日について:休日は休めていましたか

総合臨床研修センターに対して

総合臨床研修センターの仕事について
将来的には熊本県内での医療を考えていますか

プログラム修了者の意見(自由記載)

良い点

  • 大学の研修についてよくない話を聞くかもしれませんが、ガイドラインに沿った王道の治療が学べ、自分のやる気次第でいくらでも学びを深められる場所です。市中病院では絶対にローテートできない診療科や部門もあり、研修医の間でのそのような経験は必ず今後の臨床に役立ちます。2年間熊大プログラムで研修できたことは一生の宝物です。

改善が必要な点

  • 熊大での研修で処置などの制限が多かった。
  • やることがない科がいくつかある(検査や処方のオーダなど上級医がいつのまにかやっており、自分で決めることがないなど)ため、やることを増やして欲しい。
  • 療科によってはチームが細分化され過ぎていて、担当患者について研修医が相談できる医師がいないことがたびたびあった。

 貴重なご意見ありがとうございました。令和4年度より自由設計コースを個々のニーズに応じた自由なプログラム設計が可能となっております。
 現在、準夜帯での救急研修を開始、実施可能回数を週1回に増やす等プログラムの改善に取り組んでいます。また、アメニティ棟の設置により食事面も改善されます。今後もよりよい研修を目指して改善に取り組んでいきたいと思います。

(総合臨床研修センター)