市民公開講座「肝移植を知ろう！」が開催されました。

　平成25年7月5日（金）に熊本全日空ホテルニュースカイにて熊本県における移植医療の推進をテーマにした「肝臓移植を知ろう！」が開催されました。 当日は、聖マリア病院の藤堂先生より「命の贈り物～私達が考えなければならないこと～」、 名古屋大学病院の木村先生より精神科医の観点から見た「お酒の呑み過ぎと肝臓病の話」、熊本大学病院の佐々木先生からは「肝炎ウイルスと肝臓病」、熊本大学病院の猪股先生からは「肝臓移植の豆知識」をご講演頂きました。海外と国内の移植事情、増えてきているアルコール性肝硬変について、肝臓病と大きく関りのある肝炎ウイルスについて、肝臓移植の適応や手術方法など詳細な内容をお話し頂きました。 また今回は脳死肝移植を受けられたお二人の方に体験談をお話し頂きました。お二人とも、移植手術を受ける前の苦しかった思い、また移植を受け今生きていることへの感謝の思いを話されました。実体験を聞くというのは、あまりない機会ですので貴重なお話しが聞けたのではないかと思っております。今回の市民公開講座が皆様の移植医療を考えるきっかけになって頂ければ幸いです。 当日は167名という多くの方々にご参加頂きました。参加された市民の方々からは、「とても良かった。脳死移植についても家族と話をしてみようと思った」との感想を頂きました。 今後も、熊本県の移植医療の推進のため様々な取り組みを行っていきたいと思います。 皆様、ご参加ありがとうございました。