入局希望の皆様へ

教授からのメッセージ

第十一代教授

井上 俊洋

Inoue Toshihiro

熊本大学卒業 医学博士(熊本大)
日本眼科学会評議員、日本緑内障学会理事、日本小児眼科学会理事

専門:緑内障・神経眼科

地域に貢献し、世界で活躍する医師の育成を目指して

みなさんが医師を志した時、思い描いていた医師像はどのようなものでしょうか?優れた診療技術を持ち、患者さんの心情に寄り添いながら、「健康で長生き」を支えられる医師、熊本大学眼科は、そんな医師を育てたいと思っています。

Quality of Lifeを考えた時、良質な視覚が重要であることは、よくわかると思います。加えて、眼には多くの全身疾患のサインがあり、命に関わる疾患とも強く関わっています。このように、眼科は患者さんの「健康で長生き」に、大きく貢献できる、やりがいのある仕事です。また、眼は小さな器官ですが、組織ごとに機能も構造も異なるため、眼科の中の各専門分野を極めることは、一生をかけるに値する学問です。さらに、眼科手術は顕微鏡と精密な電子機器を用いることを主とし、検査もミクロの違いを評価するため、工学的な技術革新の恩恵を受けやすく、診療は常に現在進行形の変革の場である、という刺激的な分野でもあります。

地域医療を担う人材とともに、世界を舞台とした研究者を育成していくことが、私たちの使命と考えています。臨床面では眼科専門医取得を最初の目標として、そのために必要な眼科知識、手術手技の習得、学会・論文の発表を積極的にサポートしています。具体的な到達目標を設定し、若手医師と指導医の相互評価によるレベルチェックを行っています。この過程で研究に興味を持った方には、大学院への入学を推奨し、最先端の研究を主導し、国際学会での発表や、英語論文の執筆など、世界を相手にした情報発信をできるように取り組んでいます。組織が人を育てることができれば、組織がさらに成長するという上昇ループを描くことを、常に意識しています。

一般的に、質の高いサービスを提供するためには、働く人の満足度が重要です。熊本大学眼科においても、自由闊達な意見交換ができる雰囲気作りと、オンオフをはっきりさせた、効率の良い労働・学習環境を整えています。このことによって、過度の疲労を避け、集中力を保った質の高い診療と、継続性のある自己研鑽の両立が可能と考えています。また、個人の事情に応じた多様な働き方にも、積極的に対応しています。例えば、出産育児の時には、気兼ねなく必要な休みを取りながらも、眼科医としてのキャリアを継続できるようなシステムを構築しています。

略歴

  • 1997年

    熊本大学医学部卒業

  • 1997年

    熊本大学/熊本労災病院 研修医

  • 1999年

    北里大学(国内留学)

  • 2001年

    高千穂町国民健康保険病院

  • 2006年

    熊本大学大学院 博士課程修了

  • 2006年

    Duke University Eye Center リサーチフェロー(海外留学)

  • 2008年

    熊本大学 助教

  • 2011年

    熊本大学 講師

  • 2019年

    熊本大学 教授

  • 現在に至る

賞与・助成

  • 2010年

    今井記念緑内障研究助成基金(今井賞)

  • 2011年

    第25回須田記念緑内障治療研究奨励基金(須田賞)

  • 2013年

    Glaucoma Summer Camp Young Investigator Award

  • 2016年

    日本眼科学会評議員会指名講演

  • 2016年

    日本医師会医学研究奨励賞

所属学会

日本眼科学会(評議員)、日本緑内障学会(理事)、日本眼科手術学会、
日本小児眼科学会(理事)
Association for Research in Vision and Ophthalmology、
International Society for Eye Research