国立熊本大学病院「ＭＥ機器センター」ホームページへようこそ

現代医療は, 一般的な外来診療から高度先端医療まで, 様々な医療機器により支えられて成り立っています。近年, 科学技術の進歩によって医療機器は高度化かつ複雑化しており, 医療機器に習熟した専門スタッフの存在が欠かせません。

熊本大学病院ME（Medical Engineering）機器センターに所属する臨床工学技士は, 数多くの医療機器の日常保守点検を行うのみならず, 循環器関連機器管理（ペースメーカーや心血管カテーテル医療）, 血液浄化療法, 手術医療や救急集中治療で用いられる生命維持管理装置（人工呼吸器, 人工心肺, ECMOなど）の操作と管理を行なっています。さらには, 医療機器に関するスタッフ教育を継続的に行うなど, 患者様の安全と医療の質を支える医療者として, 重要な役割を担っています。 医療機器管理の安全性の向上に努め, 患者様により良い医療を提供できるよう尽力してまいります。

ME機器センター長　平田　直之

１）　医療機器に係る安全管理のための体制を確保するために、医療機器管理の中央化、医療機器台帳の整備、医療機器の保守管理（点検計画書の作成、定期点検と日常点検の実施）を実施すると共に、医療機器安全使用のための研修会を開催する。

２）　医療機器の稼働状況調査による適正台数の算出、医療機器の効率的運用、医療機器の更新ならびに廃棄計画作成等により、病院経営に積極的に参画する。

３）　各種認定士の取得（取得のための計画を含む）により優れた臨床工学技士を育成する。

４）　新しい技術や新しい器具の開発を通じ、医学と医療の発展に貢献する。

５）　患者さんの身になった臨床技術を提供する。