熊本大学病院 医療情報経営企画部のホームページをご覧いただきありがとうございます。

熊本大学病院は、県で唯一の特定機能病院であり、平時から災害時にわたって地域医療の最後の砦としての役割を担っています。常に安心安全で質の高い医療が求められる本院において、当部では30以上に及ぶ部門システムと連携した病院情報システムの構築と管理を行なっており、病院内の情報伝達交換を安全で円滑に行うことで切れ目のない診療業務を支えています。その一方で、組織や業務の見える化、業務改善による働き方改革、次世代の医療人育成などの企画運営にも積極的に取り組んでいます。病院情報システムのデータウェアハウスに集積された医療情報は、標準規格に交換出力することで多施設共同によるデータベース研究への本院の参加を可能にしており、ビッグデータ排出のための研究支援と臨床研究に役立つデータの活用を実践しています。

県と県医師会、本院で取り組んでいる「くまもとメディカルネットワーク」、いわゆる地域医療連携のための広域医療ネットワークシステムの構築と管理、運営を当部では行なっています。本院病院情報システムと県内の医療データ基盤間における文書や画像などの診療情報、介護情報の連携支援と利用促進を図ることで、県内における急性期から慢性期、回復期にかけた多職種によるシームレスな医療提供体制の実現と災害時医療を見据えたデータバックアップを支援しています。この活動を通じ、県全体の医療を俯瞰した大学病院の機能充実と熊本県版の地域医療連携の確立を目指しています。また、国内外における情報規格の標準化、臨床や基礎医学に診療情報を統合させた未来型医療の実践、災害時対応を通し、本院に求められている診療および医学教育、研究の発展に貢献できることを願っています。当ホームページが、当部の活動内容についてご理解をいただける一助になれば幸いです。

◇お知らせ

2022. 8. 29 当部のRPAに関する取り組みがRadFan2022年8月号の特集2「VUCA時代を勝ち抜くRadiology Innovation」で紹介されました。
2022. 4. 25 第25回熊本県国保地域医療学会において、博士課程大学院生の山澤順一が<<水俣市久木野地区における「くまもとメディカルネットワーク」と遠隔医療対応電子聴診器を併用したオンライン診療の取り組み>>について研究発表し、最優秀賞を受賞しました。
2022. 4. 1 当部の体制を更新しました。