医療関係者の方へ

紹介頂くタイミングについて


肝臓移植の場合

慢性肝疾患の場合:

主治医の先生が、患者様に移植についてのお話をされて、患者様が移植を希望する、あるいはより詳しい説明を希望される場合にご紹介ください。
移植の適応に疑問がある場合もご相談ください(なお、その場合、移植の実施可否可能性についての断定的なお話は避けていただきますようにお願いいたします)。
生体移植の場合、ドナーが未定でも全くかまいません。ドナーの検査は原則当院で実施しますので、まず当院で説明を聞いていただきますようお勧めください。
なお、脳死移植登録に際しては、過去の検査データなどが必要になりますので、ご紹介をいただいた後改めて必要な検査データなどをお願いすることがあります。

劇症肝炎など急性肝疾患の場合:

緊急の場合は、いつでも対応致しますので急いで御連絡下さい。移植適応が未確定な場合でも早めのご相談をお願いいたします。急性重症肝不全の予後の見極めは困難である場合も多く、先生がたの病院での治療と平行して移植準備が必要な場合もありますので、ご遠慮なくお問い合わせください。
また、緊急の脳死肝移植登録も可能ですので、生体ドナーの可能性がない場合でもご紹介ください。

小腸移植の場合

主治医の先生が、患者様に小腸移植についてのお話をされて、患者様が移植を希望する、あるいはお話だけ希望される場合でも結構ですのでご紹介ください。移植の適応に疑問がある場合もご相談ください(なお、その場合、移植の実施可否可能性についての断定的なお話は避けていただきますようにお願いいたします)。

腎臓移植の場合

透析中の方でも透析開始前の方でも、主治医の先生が患者様に腎移植についてお話をされ、患者様が移植を希望する、あるいはより詳しい説明を希望される場合にご紹介下さい。
透析を開始される前の方でも生体腎移植や献腎移植が可能となりましたので、説明だけでも結構ですのでご紹介下さい。
以下に日本臓器移植ネットワークの先行的献腎移植登録ができる基準を示しますので、ご参考下さい。

1年以前後で腎代替療法が必要となると予測される進行性腎機能障害例で、
1)成人ではeGFR 15ml/min未満
2)小児例と現在腎移植後で腎機能低下が進行してきた例ではeGFR 20ml/min未満

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