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■形成外科卒後臨床研修(初期研修)について
熊本大学病院形成外科では、卒後臨床研修の形成外科研修を担当しています。形成外科研修を通じて、外科系診療科や救急外来等で必要な創傷の基本的な扱い方、傷を早くきれいに治すコツ、などを学んでみませんか?

また、熊本大学病院形成外科では当院だけでなく、他の基幹型臨床研修病院と連携し、協力型臨床研修病院として形成外科研修のお手伝いをさせて頂いております。形成外科医の少ない熊本では接する機会が少ない形成外科を研修してみませんか?
熊本大学病院での形成外科卒後臨床研修研修が可能な熊本県の施設はこちらです(2024年4月現在・五十音順)
・天草地域医療センター
・くまもと県北病院
・水俣市立総合医療センター

■形成外科卒後臨床研修プログラムについて
【研修プログラムの概要と特徴】
形成外科は、機能はもとより形態解剖学的に正常(美形)にし、外見と機能の回復をはかる外科である。患者の心理面、社会適応等の問題にも配慮し、機能的、形態的な治療が必要となる。プログラムを通じて形成外科研修の経験をもとに知識、技術レベルの向上のみならず、良識ある医師としての態度を修得することを目標とする。また、「傷の専門家」として外科系医師の礎となるような基本手技を学ぶことも出来る。

【研修の目標】
1. 一般的な外科処置、形成外科的創処置の基本の習得
 手術器具の基本的な使い方がわかる
 局所麻酔、皮膚切開、縫合等の外科的基本手技
 縫合創、植皮創、採皮創、などの処置ができる
 皮膚潰瘍、足壊疽、褥瘡等に対して症例ごとのドレッシングができる
2. 形成外科手術の基本手技習得
 小手術での切除・縫合が適切に出来る
 顔面、手足の外傷に対する初期治療が出来る
 練習用手術顕微鏡を用いたマイクロ練習
3. 整容・美容面を考慮した治療の習得・理解
4. チーム医療の習得
 医療スタッフとの円滑な人間関係の構築
 他科との連携の重要性を理解し、協調する
5. 医療面接等
 守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる
 患者の心情に配慮し、極力患者の希望に応える

【研修方法(スケジュール等)】
 形成外科領域を専門とする3名の形成外科専門医が研修状況を統括し、指導にあたる。形成外科入院患者のみならず、手術応援をした他科の患者の術前・術後管理も行う。
  午前  午後 
 月  手術  手術・病棟
 火  カンファレンス  小手術・病棟
 水  外来 病棟 
 木  外来  小手術・病棟
 金  手術 手術・病棟 

カンファレンス:入院予定患者、術前術後患者の症例検討をおこなっている。主治医は受け持ち患者を紹介し、治療経過や術後経過を報告する。また手術症例の病理検討もこのカンファレンスで行っている。

【研修指導責任者】
増口信一(日本形成外科学会指導医)
伊方敏勝(日本形成外科学会指導医)
坂本佳奈(日本形成外科学会専門医)

【学会認定状況】
日本形成外科学会 専門研修プログラム基幹施設
日本形成外科学会 指導医 2名
日本形成外科学会 専門医 1名


■形成外科見学は随時受け付けております
形成外科に興味をお持ちの全国の医学生・初期研修医の皆さん、見学に来て実際に形成外科の日常の手術・診療の現場を体験してみませんか?下記のお問い合わせフォームからご連絡をいただければ、予定にあわせて半日でも1週間でも、見学日程を調整します。
→問い合わせフォーム