遺伝子検査室

  遺伝子検査室では、臨床検査技師2名で業務を行っています。

  1.病原体遺伝子検査
    リアルタイムPCR法を用いた機器を用いて、HBV-DNA、HCV-RNA、HIV-1RNAのウイルス量の検査を実施してい
    ます。
    それぞれのモニタリングに有用な検査となっています。

 


  2.体細胞遺伝子検査
    皮膚科より病理部へ提出されたブロック標本を用いてDFSP (隆起性皮膚繊維肉腫) の遺伝子検査を実施し
    ます。融合遺伝子の有無を検索しています。
   

  3. 生殖細胞系遺伝子検査
    FAP (家族性アミロイドニューロパチー) 、CADASIL (遺伝性脳小血管病) の変異解析や、SCD (脊髄小脳
    変性症) 、SBMA (球脊髄性筋委縮症) のフラグメント解析などの遺伝子解析を実施しています。

  4. 今後の遺伝子検査室
    これからのゲノム医療にとって遺伝子検査の役割は大きくなりつつあり、院内の診療科と連携し、次世代
    シークエンサーを用いた網羅的な遺伝子解析の実施や大学病院として地域医療に貢献していきたいと思い
    ます。


   ・拡散精製室 (別室に設置)

 

   ・次世代シークエンサー (Miseq)
    これまでの研究だけでなく、日常検査への導入を目指しています。