患者様・ご家族の方へ

ご相談内容

患者様へ

 生命を脅かすことに直面したときに、「頭が真っ白になった」と表現される衝撃が起こります。その後は、自分はがんではない、という認めたくない否認の気持ちがでてきます。他にも、もうだめだと絶望感や怒りを表出することもあります。このような気持ちを上手に使って、心のバランスを保とうとします。眠りにくくなった、食欲が低下する、イライラするなどの症状もみられます。症状がつらいと感じた時は、医師や看護師に相談しましょう。

告知を受けた時の心理的反応
告知を受けた時の心理的反応

ご家族様へ

 家族の誰かが、がんになることは家族の心にも様々な負担がかかります。がんの患者さんを抱える家族には、患者さんと同じかそれ以上の、不安やゆううつな気持ちが認められることもあります。家族は患者さんを支える立場でありながら、患者さんと同じかそれ以上の気持ちがでてくることがあるので、第2の患者でもあることを知っておいてください。

 家族が自分自身も大切にすることが必要です。心身をリフレッシュする方法をもつことが大事です。自分の時間を持つようにすることが大切です。人と交わる、もしくは人と離れ、音楽や読書など自分が好むことを取り入れてみましょう。

お子様への対応

子育て中の患者さんにとって、自分の病気や治療の事実を、お子さんにどう伝えるかということも重要な問題の1つです。実際に話す前に、伝えたいことを書き出したり、お子さんの反応を予想してみることも良いでしょう。

KNIT(Kids Need Information Too)プログラムではお子さんに伝える時には3つのCが重要と考えています。

  • 誰のせいでもない(not Caused)
    がんという病気は、誰のせいでも、何かをしたから、あるいはしなかったからなるわけではないことをきちんと伝えましょう。お子さんが自分のせいだと思い込まないようにしてあげましょう。
  • がん(Cancer)という言葉を使ってみましょう
    病気という曖昧な表現は、子ども独自の考えや想像が働き、より大きな不安や混乱をきたすことがあります。がんという言葉を使って、風邪のようにすぐ治る病気とは違うことを知らせることも大です。
  • 伝染しない(not Catchy)ことを伝えましょう
    正しい情報を知らないと、治療の影響で脱毛が起こった時に、「自分も病気をしたら髪が抜けるのかなと」と病気を恐れることもあります。風邪と違い、伝染しないとはっきり伝えることが大切です。

 お子さんに、がんのことを話すときに、気持ちが揺れるのは当然のことです。看護師や臨床心理士、医療ソーシャルワーカー、がん相談支援センターの相談員などに相談してみましょう。

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