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循環器部門

カテーテルアブレーション業務

カテーテルアブレーションとは、失神や動悸の原因となる頻脈性不整脈の、頻拍の起源となる異常興奮発生部位または異常興奮旋回路などの標的部位を三次元マッピングなどを使い同定し、高周波通電を行い組織を焼灼することにより限局性に不活性化し、頻拍を根治する治療法です。

臨床工学技士はこの際、不整脈解析装置を操作し体表および心内心電図を監視・記録します。また診断、治療に必要となる心臓への刺激発生装置を操作し頻拍を誘発したりします。当初1部屋でしか治療が行えていませんでしたが、現在では設備の充実により2部屋並列による治療が可能となっております。

ペースメーカ・植え込み型除細動器(ICD)・心臓再同期療法(CRTD)業務

植え込み手術時や、フォローアップ時のプログラマー操作を行い、電池寿命やリードの状況、波高値およびペーシング閾値測定や不整脈イベントを解析し、医師と連携して患者様に最適な設定を行えるように務めています。また、令和2年の新型コロナウイルス拡大に伴い、心臓植込み型電気的デバイスの遠隔モニタリングも積極的に開始となりました。

心臓カテーテル業務

冠動脈インターベンションに使用する、心電図解析装置での心電図および心内圧の監視・記録を行い、診断治療に必要な機器、血管内超音波(IVUS)、光干渉断層撮影(OCT)、ロータブレータ、プレッシャーワイヤー、フローワイヤー、コンボワイヤー、エキシマレーザー、体外式ペースメーカ、大動脈バルーンパンピング(IABP)、補助循環装置(PCPS)、IMPELLAなどの操作を行い、医師と連携し最先端の治療を提供しております。また、令和2年4月からは当院にて小児心臓カテーテル検査が開始となったため、チームの一員として参加しております。

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