「私のノート」は、重い病で心配事や不安を抱えている患者さん・ご家族が、主に在宅や入院中にお使いいただくもので、がん診療連携拠点病院やかかりつけ医等で発行します。
これからの治療・療養について、医療関係者と十分に話し合うことを手助けするためのものとして、患者さんやご家族・医療者・介護・福祉スタッフ等の多職種間の情報を交換・共有するノートです。
患者さん自身が記入する「私のプロフィール」等のページがある他、お薬手帳も一緒に中に挟んで利用することができます。
患者さんが病気や治療・生活への影響・わからないこと等を自由に記載し、医療者と十分に意思疎通するための交換日記・記録のように使っていただけます。
※ご使用にあたり、担当者から十分に説明後、同意書にサインが必要です。
「私のノート」には、2021年1月よりACPのフォーム等以下3種を追加することになりました。ご利用は任意です。
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)について患者さんと家族、医療者が話し合った時に記録するフォームです。いつでも、誰でも、ご利用いただけます。
☆「私のノート」を使われている患者さんがACPシートを使われた場合は、熊本県「私のカルテ」がん診療センターまでご連絡ください。
ACPとは、将来の変化に備え、医療及びケアについて、患者さんを主体にその家族や近しい人、医療・ケアチームが繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセスのことです。
患者さんの人生観や価値観、希望に沿った、将来の医療及びケアを具体化することを目標にしています。