熊本大学大学院生命科学研究部 乳腺・内分泌外科 講座 患者さま・一般の皆様へ 医療者・医学生の皆様へ

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特色ある診療 ~家族性腫瘍(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)~


家族性腫瘍(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)について

乳癌の5~10%は遺伝性、つまり家族代々に受け継がれた「乳癌を発症しやすい体質」を持っていると考えられています。割合は少ないようにも見えますが、患者さんやご家族の健康を管理するうえで、この情報はとても大切です。

  • 乳癌をすでに発症している患者さんご自身において、遺伝性乳癌とわかった場合には、一般的に温存療法が可能であっても、温存せずにあえて乳房切除術を受ける選択肢もあります。乳房切除を選択される場合でも、乳房再建を行うことが可能です。
  • 将来反対側の乳がんを発症する可能性を考慮して、より詳しい検診や予防的乳房切除を検討することも可能になります。
  • 血縁者の方々にも適切な検診をうけていただくことで、乳癌の早期発見、早期治療に結びつけることができます。

遺伝性乳癌の可能性がある方には特徴があります。熊本大学乳腺内分泌外科外来では、初診の患者さんを中心として家族性腫瘍に関する問診を行っております。(問診票【PDF 258KB】)この問診票や、診察時に家族歴をチェックさせていただき、必要な方には「家族性腫瘍診療相談チーム」への相談をお勧めすることがあります。

自分の乳がんが遺伝性であるものかどうかを知る、ということによって精神的にショックを受け心理的負担になることも想定されます。しかし、遺伝性乳癌に関する知識を得ることには、有用なことが沢山あります。「選択肢を知り、自分に合った選択をする。」本院は県下で唯一、家族性腫瘍の専門診療の可能な施設です。乳腺・内分泌外科では家族性腫瘍診療相談チームと共に、その情報を患者さんやご家族のためにアクティブに活かすお手伝いをさせていただきます。

資料

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