院外処方箋について

当院では、平成26年12月より院外処方箋の様式を従来のA5からA4サイズに変更し、処方せん下部に13項目の検査値を表示する運用を開始しました。
今回、平成29年1月より、処方・検査値情報の有効な利活用を目的とした医療機関と保険薬局との連携強化の一助となりますことを期待し、院外処方箋につきまして一部変更を行っております。
変更内容ならびに表示項目については以下をご参照ください。

レイアウト
A4版タテ→A4版ヨコへ変更し、従来の処方箋記載内容は左半分に、付帯事項を右半分に記載してあります(患者さんが付帯事項の開示を希望されない場合、左半分のみお渡しされる場合もあります)。
なお、処方箋には1回量・1日量が併記してあります。 また、処方医により「一般名処方」が選択された場合、薬剤名の前に【般】が表示されます。
検査値項目表示
処方鑑査上、必要な13項目(WBC , Hgb , PLT , PT-INR , AST , ALT , T-Bil ,Crea , eGFR , CK , CRP , K , HbA1c)は従来通りです。
過去4ヶ月以内に測定された直近の検査日、検査データを表示(検査値がない場合は空欄)しますが、前回検査値との比較を可能にするため、今回より過去2回分の検査値を併記します(該当検査が1回の場合は、1回分は空欄)。
当院における基準値や測定方法については、検査項目(別表)をご参照下さい。
特記事項
検査結果注意薬がある場合、薬剤名と薬剤に紐づく注意検査項目が表示されます。
(原則、添付文書の「警告」「禁忌」「用法・用量」に注意文言の記載がある薬剤 ならびに各種機能低下による用量調節記載のある薬剤を対象としています。)
【腎】腎機能注意薬、【肝】肝機能注意薬、【骨】骨髄抑制注意薬、【糖】血糖注意薬、
【K】カリウム値注意薬、【HB】ヘモグロビン値注意薬、【INR】PT-INR注意薬
身体情報
投与量換算などに使用するため、測定歴のある直近の身長・体重・体表面積ならびに各測定日が表示されます。
保険薬局への連絡事項(医師→薬剤師)
応需調剤薬局への連絡事項(特殊調剤・依頼事項など)がある場合、医師からの要望などが手書きで記載されます。
保険薬局からのコメント(薬剤師→医師)
応需調剤薬局からの連絡事項(残薬・処方変更など)がある場合、この欄に手書きで内容を記載いただき、従来通りFAXで返送をお願いいたします。
処方箋右下の2次元バーコード
処方に関する付帯情報ならびに処方情報の電子的取り扱いを可能とする2次元シンボル(QRコード)※の掲載を開始いたします。レセプト電算システムや薬歴管理システム等への自動登録に利活用ください。
※)2次元シンボル(QRコード)の内容は日本薬剤師会、保健医療福祉情報システム工業会(JSHIS)などがまとめた処方箋データ標準化インターフェイス仕様(JAHIS院外処方せん2次元シンボル記録条件規約Ver.1.2)に準拠して作成しております。
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