研修だより / 研修医 インタビュー

研修医 インタビュー

安川 賢司 先生 

令和5年度研修医
自治医科大学卒
安川 賢司 先生 

Q1.初期臨床研修先に熊本大学病院を選んだ理由は?

 熊本大学病院は、私の地元である熊本県の唯一の特定機能病院であり、ここでしか学べない先進医療を経験し学びたいと思ったからです。また、福利厚生の面も充実しています。熊本大学病院の隣を流れる白川の向かい側には上通りや下通りといった街並みが広がっており、利便性が高くとてもいい環境だと思ったのも選んだ理由の一つです。

Q2.研修前のイメージと研修を行った現在の実感は?

 研修を受ける前は、「実習の延長線上」というイメージがありました。先生から言われたことだけをする、言われたオーダーだけをやる、そういった研修医になってしまわないか、と危惧していました。ですが、いざ研修が始まると、自分で患者様のオーダーや薬の種類や量、あるいは患者様の入院から退院日までの日程調整、それまでの指導内容など数多くのことを自分で決めています。先生から言われてするような受動的な行動よりも、自分で考えて能動的に動くほうが圧倒的に多いと思います。

Q3.自由設計コースの魅力とは?

 自由設計コースの魅力は、大学病院と協力病院である市中病院の2種類の病院を研修できることだと感じています。熊本大学病院でしか学べないことは沢山あります。例えば、専門的な知識を豊富に持つ先生方や専門的な機器が揃っており、それらに先に触れてから外部の協力病院や地域研修の経験を積んでいくことで、今後のキャリア形成や目指す医師像がより明確に繋がると思います。

Q4.ローテーション決定について

 私は2年目は熊本医療センターで研修させていただく予定ですが、そこでは救急症例やcommon diseaseを沢山経験したいと考えています。それぞれの病院ごとの患者様のニーズの両方を経験したいです。

Q5.研修(仕事)とプライベートの時間について

 勤務時間にやるべきことをやったうえで、自分の時間(プライベート)はきちんと確保できています。すぐにきなさいといった呼び出しを受けたことはありません。やはり仕事は仕事の時間、それ以外は自分の時間と区切って、勉強や運動をしています。私はよく白川沿いを走ってリフレッシュしています!

Q6.研修医同士の距離がどう感じられますか?

 研修医同士の距離はとてもいいものだと思っています!研修医の中には熊本大学病院で臨床を学んでから外部の病院の臨床に進んでいく人、あるいは熊本大学病院で臨床をしながら研究に励んでいる人、また1年目外部の病院で研修を受けてから熊本大学病院に戻って研修を受けている人など様々な経験を積んだ研修医がいて、そんなみんなと情報交換をしています。とても頼りになる、いい仲間だなと思っています。

Q7.医学生へのメッセージ

 学生の頃は大学病院での初期研修は「実習の延長線上」だという声をよく聞いていましたし、実際私もそう思っていました。ですがここでの初期研修は、自分が能動的にやっていくスタイルでとても魅力のあるものだと思っています。
 言われたことだけをやっていくのではなく、自分で考え、行動し、医療機器なども積極的に利用できるこの環境はとてもいいと思いますし、熊本大学病院の大きな魅力のひとつです。地域にはない専門的な技術や知識、人材に触れて自分のやりたいことを見つけにぜひ熊本大学病院にいらしてください。お待ちしております!