肝移植の手引き
3.肝移植全般での公費負担制度など
特定疾患や小児慢性特定疾患の適用を受けている病気に対する移植は、肝臓移植がその治療に結びつくときには当然肝臓移植の費用にもその制度が適用されます。また、小児の場合、「育成医療」の公費負担が受けられる場合もあります。保険適応疾患の移植手術に関しては、高額療養費制度が適応されます。高額療養費制度とは、一旦請求された医療費を全額支払い、1ヶ月の医療費の一部負担金が自己負担限度額を超えた場合に、払い戻しが受けられる制度です。
その他、2010年4月より肝移植後の免疫抑制剤を内服している患者さんは、身体障害者1級に認定されるようになりました。これらに関しましては、詳しくは地域医療連携センターへお尋ね下さい。