患者様へ

肝移植の手引き

(3)御家族の滞在について

 患者様がお子様の入院の場合には、24時間保護者が付き添われています。大部屋である場合にはたいへんご不便をおかけするのですが、現実的にはやむを得ない状況とご理解ください。小さなお子様の場合には、親御様が患者さんと同じベッドで休まれたり、あるいは、横に置いた簡易ベッドで休まれたりしておられます。

 手術後、基本的にはドナーは入院病棟へ帰室し、レシピエントは数日ICUに入室します。また、ICUに入っておられる時には、24時間看護師がそばにおりますので付き添いはできません。面会は随時可能です。患者様が入院病棟の個室におられるときは、同室での付き添いの方の滞在が可能です。

 付き添いが出来ない、あるいは、複数の御家族おられて遠方から来院している場合なども、院外に宿泊先が必要になると思います。残念ながら、御家族のための宿泊施設は熊本大学病院には設置されていません。近隣に、ホテル、ウイークリーマンションなどがあり、ご紹介可能ですので看護師などにおたずねください。また、お子様が患者さんで、御家族の院外滞在が必要な場合、ボランテイアによって運営される「たんぽぽハウス」というものがあります。部屋数はきわめて限られていますが、空いていれば安価に利用可能ですのでこれも看護師、あるいはコーデイネーターにおたずねください。

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