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歯科医師臨床研修プログラム

2021年度 熊本大学病院

【参考】歯科医師臨床研修プログラム

2022年度プログラムについては、令和3年5月以降に掲載予定です。

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4. 経験目標

A.一般的事項
1)以下の基本的診察法を実施し所見を理解する
  1. (1)問診(患者の主訴、現病歴、全身既往歴、局部の既往歴、家族歴など)
  2. (2)全身の観察(身体所見の把握、バイタルサインのチェック、常用薬剤のチェックなど)
  3. (3)口腔外診査(視診、触診、打診、開口度の診査、顎関節の診査など)
  4. (4)口腔内診査(視診、触診、打診、歯列・咬合の診査、咬合面・隣接面齲蝕の診査など)
  5. (5)概形印象および研究模型による診査(サベイイング、咬合器を用いた咬合検査、咬合面ならびに隣接面の診査、咬合平面の診査など)
  6. (6)成長発育の診査
  7. (7)習癖・嗜好(日常生活上:例えば飲食品では酒、タバコ、コーヒーなど)の診査
2)以下の基本的検査法を実施指示あるいはその結果を理解する
  1. (1)歯周組織検査(歯周ポケット測定、歯垢染色、ポケット内細菌検査、口臭検査)
  2. (2)齲蝕検査(齲蝕病巣の診査、齲蝕活動性の診査)
  3. (3)歯髄検査(エックス線検査、電気歯髄診査、根管細菌試験など)
  4. (4)エックス線検査
    1. 口内撮影法(二等分面法、偏心投影法、咬翼法、咬合法など)
    2. 口外撮影法(断層方式パノラマ撮影法、頭部後方向撮影法、Waters法、Schuller法、
      頭部軸位撮影法、頭部エックス線規格写真撮影法、断層撮影法(顎関節断層撮影を含
      む)、など)
  5. (5)MRI検査(顎関節MRI検査を含む)
  6. (6)CT検査
  7. (7)超音波検査
  8. (8)核医学検査(シンチグラム等)
  9. (9)胸部および腹部単純エックス線写真の読影
  10. (10)顎口腔機能検査(咀嚼能率検査、咬合力検査、咀嚼筋筋電図検査、下顎運動路検査、摂食・嚥下機能検査(水のみテスト)、唾液腺機能検査、語音明瞭度検査、細菌学的検査など)
  11. (11) 血液検査(末梢血液検査、血液生化学検査、感染症に関する検査、細菌学的検査、血液疾患の検査など)
  12. (12)止血機能検査(止血検査、凝固系検査)
  13. (13)循環機能検査(血圧測定、心電図検査など)
  14. (14)呼吸機能検査(肺機能検査、血液ガス分析など)
  15. (15)末梢神経機能検査
  16. (16)顎顔面および口腔内写真の撮影
  17. (17)金属アレルギー検査
3)以下の基本的治療法について、手技の適応を判断し、実施する
  1. (1)滅菌法、消毒法
  2. (2)齲蝕活動性軽減処置
  3. (3)ラバーダム防湿法
  4. (4)印象採得(概形印象、精密印象など)
  5. (5)窩洞形成、支台歯形成
  6. (6)咬合採得(ゴシックアーチ描記)
  7. (7)齲蝕病巣の除去ならびにそれに対する修復処置
  8. (8)象牙質知覚過敏症に対する処置
  9. (9)歯髄処置(覆髄法(間接覆髄法、直接覆髄法)、断髄法、抜髄法など)
  10. (10)感染根管処置(外科的歯内療法、外傷歯の処置を含む)
  11. (11)支台築造、歯冠修復
  12. (12)歯周病の治療(歯周基本治療、歯周外科処置、固定、歯周病のメンテナンス治療など)
  13. (13)口腔外科処置(歯の脱臼処置、粘膜・骨膜切開、粘膜・骨膜弁作成、歯の分割、骨の削除、止血処置、縫合法、抜糸、抜歯高治癒不全処置、排膿処置など)
  14. (14)注射法(皮下注射、静脈注射、皮内注射)
  15. (15)局所麻酔法(塗布麻酔法、浸潤麻酔法、伝達麻酔法)
  16. (16)歯の欠損に対する架工義歯による補綴治療
  17. (17)有床義歯の装着(部分床義歯、全部床義歯など)
  18. (18)咬合調整
  19. (19)顎関節症に対する治療
  20. (20)ブラキシズムに対する治療
  21. (21) MTM(補綴前処置、歯周治療として)
4)以下の救急処置法を適切に行い、必要に応じて専門医に診察を依頼する
  1. (1)救急蘇生法(気道の確保、人工呼吸、血管確保など)
  2. (2)歯科治療時の全身的合併症とその処置法(神経性ショック、過換気症候群、アナフィラキシーショック、高血圧発作など)
  3. (3)感染対策としての医療事故への対処法
  4. (4)誤嚥に対する処置
5)以下の項目を経験し、患者・家族と良好な人間関係が確立する
(患者の質問に過不足なく答えられる)
  1. (1)インフォームド・コンセント(診断内容、治療方針、装置および予後、偶発症、代用治療法についての説明、カウンセリングとモチベーション、コミュニケーション技法、患者・家族のニーズと心理的側面の把握など)
  2. (2)小児患者に対する歯科治療(母親教室)
  3. (3)高齢者に対する歯科治療
  4. (4)全身疾患を有する患者(易感染者を含む)に対する歯科治療
  5. (5)障害(児)者に対する歯科治療
  6. (6)要介護者に対する歯科治療
  7. (7)歯科心身症や歯科恐怖症患者に対する歯科治療
  8. (8)感染症を有する患者への対応
  9. (9)患者の療養生活指導ならびに栄養指導
6)以下の予防措置と保健管理を実施あるいは重要性を認識し、適切に対応する
  1. (1)齲蝕予防と管理(リスク判定、ブラッシング指導、フッ素塗布、予防填塞、生活指導、食生活指導など)
  2. (2)歯周病の予防と管理(リスク判定、プラークコントロール、予防的スケーリング、メインテナンス、口臭予防)
  3. (3)不正咬合の状態の把握と患者への説明
  4. (4)口腔の健康の保持・増進のための総合的な定期管理計画の作成と実施
  5. (5)学校健診、3歳児健診等の集団に対する歯科保健指導、歯科衛生指導
7)以下のチーム医療を理解し、必要に応じて実施する
  1. (1) 専門医・専門歯科医、かかりつけ医・かかりつけ歯科医へのコンサルテーション、他科・他施設への患者の医療情報提供
  2. (2) 医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、歯科技工士、放射線技師などとのチーム医療(各疾患治療、ケアにおける相互教育)
  3. (3) 小児、高齢者、障害者、リスク患者、要介護者等の治療における保護者、介護者、付き添いの家族、看護師とのチーム医療
  4. (4) 他科との共診治療(高血圧患者、糖尿病患者、出血傾向を有する患者、易感染性患者、感染症患者など)
8)以下の医療記録を適切に作成し、管理する
  1. (1)診療録
  2. (2)処方箋
  3. (3)歯科技工指示書
  4. (4)検査指示書
  5. (5)医療情報提供書
  6. (6)診断書および死亡診断書
  7. (7)保険レセプト
  8. (8)継続療養証明書
9)医療における以下の社会的側面の重要性を認識し、適切に対応する
  1. (1)滅菌法、消毒法
  2. (2)地域歯科保健活動(集団リスク診断、集団検診、集団に対する歯科保健指導および歯科衛生指導、地域特性の分析と歯科保健対策の立案など)
  3. (3)訪問歯科診療
  4. (4)医の倫理
  5. (5)医療従事者の自己管理
  6. (6)医療事故(医療過誤、院内感染)
  7. (7)放射線管理、医療被曝と障害
  8. (8)経営管理
  9. (9)医療情報の収集
  10. (10)情報開示
  11. (11)個人情報管理(守秘義務)
10)以下の診療計画・評価を実施する
  1. (1)POS(Problem Oriented System)に立脚した医療(情報収集、プロブレムリストの作成、治療方法と術式の選択肢の提示、治療計画の作成(一口腔単位としての治療計画の立案)、再評価)
  2. (2)症例の提示、要約
  3. (3)検査結果、治療結果の要約と記載
  4. (4)治療結果ならびに予後の判定
B.経験すべき症状あるいは病態
11)以下の疾患あるいは病態に対する緊急措置を経験する
  1. (1)歯痛(自発痛、咬合痛、打診痛、冷・温水痛など)
  2. (2)歯の異常(咬合異常、萌出異常、動揺、変色、破析、食片の圧入など)
  3. (3)咀嚼障害(歯の欠損、不良補綴物、歯や顎粘膜の疼痛など)
  4. (4)義歯に関する異常(破損、不適合、維持・安定不良、疼痛、咬傷、口内炎など)
  5. (5)口腔粘膜の異常(歯肉の腫脹、出血など)
  6. (6)歯周の異常(歯肉炎、歯周病など)
  7. (7)顎関節、顎筋の異常(開口障害、疼痛、関節雑音など)
12)以下の頻度の高い症状あるいは病態に対する処置を経験する
  1. (1)歯痛(自発痛、咬合痛、打診痛、冷・温水痛など)
  2. (2)歯の異常(咬合異常、萌出異常、動揺、変色、破析、食片の圧入など)
  3. (3)咀嚼障害(歯の欠損、不良補綴物、歯や顎粘膜の疼痛など)
  4. (4)義歯に関する異常(破損、不適合、維持・安定不良、疼痛、咬傷、口内炎など)
  5. (5)口腔粘膜の異常(歯肉の腫脹、出血など)
  6. (6)歯周の異常(歯肉炎、歯周病など)
  7. (7)顎関節、咀嚼筋の異常(開口障害、疼痛、関節雑音など)
13)その他の症状あるいは病態に対する処置を経験する
  1. (1)その他の口腔軟組織の異常(口底、頬、顎下部、舌などの腫脹、疼痛など)
  2. (2)顔面領域の異常(腫脹、疼痛、先天異常など)
  3. (3)摂食・嚥下・構音障害
  4. (4)顎変形症
  5. (5)悪性腫瘍
  6. (6)末梢神経障害
  7. (7)口腔心身症
  8. (8)口臭症
14)連携他科における病態あるいは処置を経験する
  1. (1)問診(患者の主訴、現病歴、全身既往歴、局部の既往歴、家族歴など)
  2. (2)全身の観察(身体所見の把握、バイタルサインのチェック、常用薬剤のチェックなど)
  3. (3)成長発育の診査
  4. (4)習癖・嗜好(日常生活上:例えば飲食品では酒、タバコ、コーヒーなど)の診査
  5. (5)他臓器の画像診断(CT検査、MRI検査、超音波検査)
  6. (6)胸部および腹部単純エックス線写真の読影
  7. (7)血液検査(末梢血液検査、血液生化学検査、感染症に関する検査、細菌学的検査など)
  8. (8)止血機能検査(止血検査、凝固系検査)
  9. (9)循環機能検査(血圧測定、心電図検査など)
  10. (10)呼吸機能検査(肺機能検査、血液ガス分析など)
  11. (11)救急蘇生法
  12. (12)歯科治療時の全身的合併症とその処置法(神経性ショック、過換気症候群、アナフィラキシーショックなど)
  13. (13)感染対策としての医療事故への対処法
  14. (14)誤嚥に対する処置
  15. (15)インフォームド・コンセント(診断内容、治療方針、装置および予後、偶発症、代用治療法についての説明、カウンセリングとモチベーション、コミュニケーション技法、患者・家族のニーズと心理的側面の把握など)
  16. (16)高齢者に対する歯科治療
  17. (17)全身疾患を有する患者(易感染者を含む)に対する歯科治療上の注意点
  18. (18)歯科治療上問題となる頻度の高い病態に関する理解(高血圧、糖尿病、血液疾患、易感染者、肝臓疾患、感染症患者、移植待機患者など)
  19. (19) 全身麻酔の理解と実践(術前診察、麻酔導入、気管内挿管など)

    5. 到達目標の達成に必要な研修内容症例数および修了判定の評価基準

    当研修プログラムの到達目標の達成に必要な研修内容、症例数および修了判定の評価基準は

    下表のとおりである。
    到達目標の達成に必要な研修内容、症例数及び修了判定の評価基準表 【PDF 182KB

     
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